特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅰ.術前・術後管理における薬物療法の実際
脾摘術
梅山 馨
1
1大阪市立大学医学部第1外科
pp.708-710
発行日 1986年6月10日
Published Date 1986/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209346
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□術前管理における薬物療法
脾摘の対象となる疾患は脾破裂,原発性脾腫瘍を除いては慢性炎症,自己免疫,門脈循環異常など多彩な病因による脾腫,さらには腎移植,胃癌などのリンパ郭清などである.
これら疾患では副腎皮質ホルモン,イムランなどの免疫抑制剤,抗腫瘍性剤,放射線照射などの長期治療が行われている例が多いことを念頭におく.
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