特集 鼎談・高齢者の消化管手術—手術適応のボーダーライン
大腸癌手術
今 充
1
,
高橋 孝
2
,
浜野 恭一
3
1弘前大学医学部第2外科
2癌研究会付属病院外科
3東京女子医大消化器病センター外科
pp.771-786
発行日 1985年6月20日
Published Date 1985/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209036
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浜野(司会) 本日は,高齢者の大腸癌手術,特にその手術適応のボーダーラインにつきましてお話しいただきたいと思います.
高齢者になりますと,かなりの機能障害を伴いますし,実際に重大な疾患を別に持っている人も多いと思います.従つて手術のリスクも高くなつてくる.しかし癌である以上,何とか手術をしなければならない.そこで,手術適応の限界をどこに置くか,手術法の工夫,術前術後の管理などが問題になつてくると思います.本日は大腸癌手術に関しては,エキスパートでいらつしやる,今先生,高橋先生においでいただきましたので,先生方の豊富な経験から,忌憚のない御意見を聞かせていただきたいと思います.
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