Japanese
English
臨床報告
十二指腸球部に脱出・嵌頓したBorrmann 1型胃癌の1例
A case of Borrmann type 1 gastric cancer prolapsed into the duodenum
的場 直行
1
,
慶田 祐一
1
,
売豆紀 雅昭
1
,
佐藤 和洋
1
,
増田 弘志
1
,
井上 強
1
,
末永 和之
2
,
渡辺 恵幸
2
,
為近 義夫
2
Naoyuki MATOBA
1
1山口赤十字病院外科
2山口赤十字病院内科
pp.1467-1470
発行日 1984年10月20日
Published Date 1984/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208841
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はじめに
胃のX線・内視鏡検査の進歩により胃悪性隆起性病変は日常しばしば遭遇する疾患となつた.しかしこのような胃病変が幽門輪を越えて十二指腸内に逸脱した症例は比較的少なく,文献上,最近30年間に32例の報告があるにすぎない.われわれは,巨大な1型胃癌が十二指腸内に逸脱した1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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