Japanese
English
臨床報告
胃と脾臓にみられたHodgkin病の1例
A case report of the Hodgkin's disease of the stomach and the spleen
中野 芳明
1
,
塩崎 均
1
,
松浦 成昭
1
,
宮本 徳広
1
,
城戸 良弘
1
,
藤山 武雄
1
,
川崎 勝弘
1
,
藤本 二郎
1
,
小川 道雄
1
,
小川 嘉誉
1
,
森 武貞
1
,
毛野 義明
2
,
南 雄三
2
,
姫野 誠一
2
,
青笹 克之
3
Yoshiaki NAKANO
1
1大阪大学医学部第2外科
2大阪大学医学部第2内科
3大阪大学医学部病理病態学講座
pp.1463-1466
発行日 1984年10月20日
Published Date 1984/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208840
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はじめに
Hodgkin病は,1832年Hodgkinによつて初めて記載されWilks(1856)によりHodgkin病と名づけられた全身リンパ組織を侵す疾患である.Hodgkin病は,一般に全身性系統的リンパ節腫脹を併う疾患であるが,ごく稀に,腸管や脾臓に原発したHodgkin病も報告されている.われわれは,胃肉腫と脾腫の診断のもとに,胃切除および摘脾術を施行し,その組織学的検査により,Hodgkin病と判明した症例を経験したので若干の文献的考察を加えて,これを報告する.
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