Japanese
English
臨床報告・1
十二指腸球部に脱出・嵌頓し吐血を伴ったBorrmann 1型胃癌の1例
A case of Borrmann type 1 gastric cancer prolapsed into the duodenum associated with hematemesis
工藤 通明
1
,
長町 幸雄
1
,
田中 尊臣
2
,
松本 正
2
,
松本 郷
3
Michiaki KUDO
1
1群馬大学医学部第1外科
2松本病院外科
3松本病院内科
キーワード:
Borrmann 1型胃癌
,
吐血
,
十二指腸球部脱出
Keyword:
Borrmann 1型胃癌
,
吐血
,
十二指腸球部脱出
pp.1351-1354
発行日 1996年10月20日
Published Date 1996/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902434
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はじめに
胃の悪性隆起性病変が,幽門輪を越えて十二指腸内に脱出する症例は比較的少なく,文献上42例の報告があるにすぎない1,2).
今回われわれは,胃前庭部のBorrmann 1型胃癌が十二指腸に嵌入し,幽門狭窄症状と吐血を伴った症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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