カラーグラフ 臨床外科病理シリーズ・17
化生型胆嚢癌
松峯 敬夫
1
,
青木 幹雄
2
,
瀬戸 輝一
3
1東京都立墨東病院外科
2東京都立墨東病院病理
3帝京大学医学部病理
pp.936-937
発行日 1984年7月20日
Published Date 1984/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208751
- 有料閲覧
- 文献概要
胆嚢癌の形態は多様であり,粘液腺化生(偽幽門腺化生,偽Brunner腺化生)や腸上皮化生など,周辺粘膜の上皮変化に対応したさまざまなvariationが認められる.このような腫瘍構造はまた,胆嚢癌の発生→増殖過程を示唆するものとして興味深い.
そこで今回は,一連の胆嚢癌例の中から,粘液腺化生,腸上皮化生,扁平上皮化生など多彩な形態を示す1症例を選び供覧する(表).
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.