Japanese
English
特集 どこまで活用できるか新しい手術器械
超音波外科吸引装置—肝臓外科手術
CUSA in the operation for hepatic lobectomy
吉田 奎介
1
,
武藤 輝一
2
,
川口 英弘
2
Keisuke YOSHIDA
1
,
Terukazu MUTO
2
,
Hidehiro KAWAGUCHI
2
1新潟大学医学部附属病院手術部
2新潟大学医学部第1外科
pp.1235-1241
発行日 1984年9月20日
Published Date 1984/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208800
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
CUSA(Cavitron社製外科用超音波吸引装置)が本邦で実用化されて3年余を経過した.私共の新潟大学医学部附属病院手術部でも,脳外科と肝外科を中心に130例余りのCUSA使用手術が経験されている(表1).その後,国産の超音波吸引装置も発売され,ランニングコスト等経費面での問題もあるが,実質臓器とくに脳や肝をはじめ,神経や血管に富む部位での手術補助装置として,本装置の評価は定まりつつあると思われる.著者らは肝切除にCUSAを応用し,40例の経験を得たので,その結果をもとにその利点と問題点につき私見を述べたい.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.