特集 〔Q & A〕術中トラブル対処法—私はこうしている
血管塞栓術,拡張術
コイルが大動脈へ脱落しかけた
青木 克彦
1
,
水野 富一
1
1聖路加国際病院放射線科
pp.893-894
発行日 1984年6月20日
Published Date 1984/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208742
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栓塞すべき動脈内径より大きなコイルを用いた時には,コイルが中枢側にはみ出してくる(図a).
大動脈のうねりが強く,コイルをガイドワイヤーで押し込もうとすると,カテーテル先端が大動脈側に出てくる場合がある(図b).大動脈のうねりが強い時は,コイルを入れる前に予めコイルを押し込むガイドワイヤーを挿入してみてカテーテル先端の動きを確かめるべきである.さらにカテーテル先端が動かないように,カテーテルに予めカーブをつくつておく.
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