特集 〔Q & A〕術中トラブル対処法—私はこうしている
血管塞栓術,拡張術
カテーテルからコイルが抜けない
青木 克彦
1
,
水野 富一
1
1聖路加国際病院放射線科
pp.889-892
発行日 1984年6月20日
Published Date 1984/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208741
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コイルに付属しているダクロン線維がレントゲンに写らないため,まだカテーテル内に残つている時カテーテルを引くと,共にコイルが付いてきて,栓塞目的血管から抜け出そうになる(図1—a).
コイルの大きさとカテーテルの径が不適当な時や,硬い先端や細いテーパーのついたガイドワイヤーを用いた時には,コイルがカテーテル内で広がつたり,ガイドワイヤーがつき抜けたり,あるいはコイルが十分にカテーテルから抜け出ないことがある(図1—b).
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