カラーグラフ 臨床外科病理シリーズ・14
びまん型肝細胞癌の進展
広橋 説雄
1
,
下里 幸雄
1
,
吉田 孝宣
2
,
吉野 正曠
2
,
岡崎 伸生
2
,
森山 紀之
3
1国立がんセンター病理部
2国立がんセンター内科
3国立がんセンター放射線診継部
pp.302-303
発行日 1984年3月20日
Published Date 1984/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208574
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Eggelは,肝癌を肉眼的にnodular,massive,diffuseの3種に分類した.このうち,びまん型(diffuse)とは数mm大の無数の腫瘍結節が全肝を置換するもので,もちろん外科切除の適応にはならない.このびまん型の発生・進展様式はいまだ明らかでないが,最近示唆に富む症例を経験したので紹介する.
症例(S−85-83),53歳,男性.
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