Japanese
English
臨床報告
結節性動脈周囲炎による多発性小腸穿孔および大腸壊死の1例
A case of periarteritis nodosa complicated with multiple intestinal perforation and gangrene
瀬藤 晃一
1
,
西尾 幸男
1
,
野村 秀明
1
,
中村 守
1
,
木全 博巳
1
,
山本 正博
1
,
藤田 茂夫
1
,
五百蔵 昭夫
1
,
植松 清
1
,
大西 一男
2
,
種本 基一郎
2
Kohichi SETO
1
1神戸労災病院外科
2神戸労災病院内科
pp.1531-1536
発行日 1983年10月20日
Published Date 1983/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208470
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はじめに
結節性動脈周囲炎(以下PNと略す)は全身の中小動脈に好発する系統的血管炎で,極めて多彩な臨床症状を呈する比較的予後の悪い疾患である.われわれは最近PNの血管性変化のために回腸に多発性の潰瘍と穿孔,下行結腸より直腸にかけて腸管の硬塞,壊死をきたした症例を経験したので,若干の文献的考察を加えることともに本邦のPNの腸管穿孔,壊死症例を集計し報告する.
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