Japanese
English
臨床報告
膝窩動脈外膜嚢腫の1治験例
A case of adventitial cystic disease of the popliteal artery
宮内 好正
1
,
唐木 清一
2
,
川野 元茂
2
,
田中 寿一
2
Yoshimasa MIYAUCHI
1
1熊本大学医学部第1外科
2君津中央病院外科
pp.1241-1244
発行日 1983年8月20日
Published Date 1983/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208419
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はじめに
動脈の外膜嚢腫は稀な疾患であるが,1977年までに世界では本邦の5例を含め136例の報告がみられる.しかし,それ以後も本邦での報告は少なく,著者が集計し得たものは11例にすぎない1-10).血管外科が普及した今日,本疾患の存在を念頭に置くことは重要である.
われわれは本邦11例目,膝窩動脈外膜嚢腫としては9例目の本症を経験し,手術治癒せしめたので文献考察を加え報告する.
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