Japanese
English
臨床報告
CTガイド下穿刺吸引療法による膝窩動脈外膜嚢腫の1治験例
CT-guided percutaneous aspiration therapy for adventitial cystic disease of the popliteal artery
中村 俊一郎
1
,
益川 邦彦
1
,
米山 克也
1
,
永野 篤
1
,
小野寺 誠吾
1
,
堀口 一弘
1
1神奈川県立足柄上病院外科
キーワード:
膝窩動脈外膜嚢腫
,
CT
,
MRI
,
穿刺吸引療法
Keyword:
膝窩動脈外膜嚢腫
,
CT
,
MRI
,
穿刺吸引療法
pp.547-550
発行日 1993年4月20日
Published Date 1993/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901157
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はじめに
膝窩動脈外膜嚢腫は,膝窩動脈の外膜と中膜の間に発生した嚢腫により動脈が圧排され,狭窄および閉塞を来す比較的稀な疾患である.本症の診断には血管造影が必須の検査であるが,質的診断まで下すことは困難である.
今回われわれは,本疾患に対し血管造影,CT,MRIにより診断を下し,CTガイド下に穿刺吸引し良好な経過をみた症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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