Japanese
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特集 鼠径・大腿ヘルニアの話題
小児鼠径ヘルニア
片側症例における対側手術について
Contralateral surgical exploration for inguinal hernia in infants and children
秋山 洋
1
,
佐伯 守洋
1
,
小方 卓
1
Hiroshi AKIYAMA
1
,
Morihiro SAEKI
1
,
Takashi OGATA
1
1国立小児病院外科
pp.997-1000
発行日 1983年7月20日
Published Date 1983/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208375
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はじめに
小児外科及び小児麻酔の進歩にともない鼠径ヘルニアの手術は極めて安全に行われるようになり,手術適応に関しての年齢制限はほとんどなくなり,発症後比較的早期に行われるようになり,年少児の手術例が急増してきている.この年少児の手術例の増加にともなつて,就学前後を目標に手術が行われてきた時代に比し,片側症例において術後に反対側が出現してくる確率が高くなり,このような症例における対応が問題視されるようになつてきた.今回は片側症例に対して対側出現に関する考え方を中心にしてのべる.
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