Japanese
English
臨床報告
早期食道癌の1切除例(胃癌との異時性重複癌)
A case of early esophageal cancer (double cancer of stomach and esophagus)
門口 幸彦
1
,
和田 康雄
1
,
本間 春城
1
,
遠山 和成
1
,
山口 雅崇
1
,
冨元 一彦
2
,
大石 恒夫
3
Sachihiko MONGUCHI
1
1静岡県立中央病院外科
2静岡県立中央病院病理
3大石外科胃腸科医院
pp.427-430
発行日 1983年3月20日
Published Date 1983/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208275
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はじめに
本邦における食道癌の死亡数は年間5,000名前後におよび,これは胃癌死亡の10分の1に相当する.食道癌の予後は一般に不良であるが,早期癌に関する限り予後良好である.しかし年間報告例は20名程度にすぎない.われわれは胃癌術後の経過観察中に内視鏡で食道癌を発見され,手術の結果早期食道癌であつた症例を経験したので,若干の文献的考察を加えここに報告する.
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