Japanese
English
臨床報告
術前診断しえた極めて稀な胆嚢単独外傷
A case of blunt trauma of gall bladder which pre-operative diagnosis was done
炭山 嘉伸
1
,
長尾 二郎
1
,
武田 明芳
1
,
鶴見 清彦
1
,
島田 長也
2
,
横山 隆捷
2
Yoshinobu SUMIYAMA
1
1東邦大学医学部第3外科
2町立小鹿野中央病院
pp.431-434
発行日 1983年3月20日
Published Date 1983/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208276
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
非開放性腹部外傷における損傷臓器としての胆嚢内血腫は,肝胆道系損傷の合併例の形としてみられ,腹部内臓器損傷のうち1%前後と報告されている1).なかでも胆?単独の損傷は,極めて稀とされている.今回われわれは,家人の暴力に起因する外傷性非開放性胆嚢内血腫の一手術例を経験し,しかも術前,胆嚢単独損傷を診断しえたので,報告する.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.