発行日 2002年2月1日
Published Date 2002/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2002125517
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67歳男.本態性血小板血症の治療中であった.食道内視鏡検査で胸部中部食道に不整地図状に0-IIb型のルゴール不染帯を認め,同時に施行した生検にて扁平上皮癌と診断した.胃内視鏡下検査では胃体上部後壁に20mm大の2型病変を認め,同時に施行した生検にて低分化型腺癌と診断した.心機能が不良であり,患者と家族は手術を希望しなかったため,fluorouracil連日,cisplatin少量持続投与による化学療法を施行し,その後の効果判定で完全寛解となった.現在,UFTの内服投与で経過観察中である
©Nankodo Co., Ltd., 2002