Japanese
English
臨床研究
甲状腺腫診断における201TICI delayed scanの有用性—手術標本との対比について
Clinical usefulness of delayed scintigraphy using 201TICI on thyroid nodules: compared with resected specimen
杉本 寿美子
1
,
渡辺 幸康
1
,
川上 憲司
1
,
篠崎 登
2
,
児玉 東策
2
,
勝山 直文
3
,
多田 勝彦
4
,
赤沢 章嘉
5
Sumiko SUGIMOTO
1
1東京慈恵会医科大学放射線科
2東京慈恵会医科大学第1外科
3琉球大学医学部放射線科
4東京都立青山病院放射線科
5東京都立青山病院外科
pp.247-253
発行日 1983年2月20日
Published Date 1983/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208245
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はじめに
201Tl-chloride(以後,201TlClと略)が腫瘍シンチグラフィーとして有用であると報告されて以来1,2,結節性甲状腺腫の質的診断に201TlCl甲状腺シンチグラフィーが用いられている.最近ではその質的診断を向上させる目的で,201TlCl delayed scanも行われている3).しかしそれに対する反論も多く4),一致した見解はいまだ得られていない.今回われわれは,結節性甲状腺腫の質的診断の面から,201TlCl delayed scanの有用性を手術標本との対比をまじえて検討したので報告する.
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