Japanese
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臨床研究
内視鏡を利用した食道癌の診断と治療—特に,食道粘膜下造影とRIリンフォシンチグラフィーについて
Endoscopic diagnosis and therapy for esophageal cancer:with the esophageal submucography and RI lymphoscintigraphy
川口 忠彦
1
,
曾我 須直
1
,
橘 正人
1
,
鯉江 久昭
1
Tadahiko KAWAGUCHI
1
1弘前大学医学部第1外科
pp.1391-1396
発行日 1982年9月20日
Published Date 1982/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208132
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はじめに
現在,食道ファイバースコープによる食道鏡検査は,食道癌の診断に欠くべからざるものである.すなわち,「食道癌取扱い規約」での食道癌の内視鏡分類に示される如くの観察面及び生検を中心として,その他,表在癌の診断や癌の浸潤範囲の判定等にも,食道鏡が駆使されている1).われわれの教室でも数年来,日常診療に食道鏡を用いているが,本稿では,食道鏡を利用した食道粘膜下造影,RIリンフォシンチグラフィー,及び,免疫療法剤による局所治療の手技と成績について述べてみたい.
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