特集 外科外来マニュアル
私の治療
腹部
縫合糸膿瘍
山本 修三
1
1済生会神奈川県病院外科
pp.738-739
発行日 1982年5月20日
Published Date 1982/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208007
- 有料閲覧
- 文献概要
□概説
手術後,深部縫合糸を中心に生じる感染巣で,異物としての縫合糸の刺激性と術中の汚染で生ずる.術後1〜2週間で発症するが,数ヵ月後に発症することもある.創の一部が赤く腫れ診断は容易であり,唯一の治療は縫合糸を除去することである.ときに糸が自然に排出され治癒することもある.
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.