特集 外科外来マニュアル
私の治療
腹部
脂肪腫とデスモイド
山本 修三
1
1済生会神奈川県病院外科
pp.734-735
発行日 1982年5月20日
Published Date 1982/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208006
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□概説
腹壁腫瘍の中で,比較的多くみられる疾患である.脂肪腫は皮下,筋肉,前腹膜などに発生し,被膜に覆われ,ほとんど良性である.デスモイドは腱膜または腱画から発生する硬性線維腫で,筋肉の中へ浸潤発育する.経産婦に多くみられる,治療は多くの場合切除が必要で,後者はときに局所再発を認める.
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