特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅳ.腹部
4.脂肪腫,デスモイド
磯山 徹
1
,
豊島 宏
1
1日本赤十字社医療センター消化器外科
pp.138-139
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901333
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脂肪腫は,腹壁の軟部組織腫瘍では線維性腫瘍と並び日常経験することの多い腫瘍である.被膜を含めて完全に摘出することにより完治するが,時に筋層内に入り込み取り残すことがあるので注意を要する.デスモイドは,主に腹壁筋層から発生する線維性組織増殖であるが,転移しないが浸潤性発育を示し再発しやすい.
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