特集 外科外来マニュアル
私の治療
各論—頭頸部
鎖骨下静脈穿刺法
小柳 隆介
1
,
和田 寛治
1
1長岡赤十字病院外科
pp.662-663
発行日 1982年5月20日
Published Date 1982/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207974
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□概説
中心静脈カテーテル法は,完全静脈栄養,Em—ergencyの際の輸液路確保,およびCVPモニターのために必要なものである.その経路は,経内頸静脈,経大腿静脈,経鎖骨下静脈とあるが,鎖骨下静脈穿刺法が,固定,管理の面で,施行し易い特長があり,現在もつとも普遍的な方法である.以下この方法について述べる.術者は穿刺するに先だつて,根治的乳房切断術(Halsted術式)を見学し,鎖骨下静脈周辺の解剖を念頭に入れておくとよろしい.
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