Japanese
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特集 インスリン併用の高カロリー栄養法
糖尿病合併患者の高カロリー輸液
The application of total parenteral nutrition to the surgical patients with diabetes mellitus
田村 洋一郎
1
,
遠藤 昌夫
1
,
阿部 令彦
1
Yohichiro TAMURA
1
,
Masao ENDO
1
,
Osahiko ABE
1
1慶応義塾大学医学部外科
pp.1837-1844
発行日 1981年12月20日
Published Date 1981/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207844
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はじめに
脂肪乳剤を主熱源とする末梢静脈栄養法1)が欧州を中心に開発されてから約20年,またDudrickらの報告2)を起点として中心静脈栄養法が普及して以来14年が経過し,その間完全静脈栄養Total Parénteral Nutrition(TPN)は臨床治療上定着した.同時に外科領域では高齢者を扱う機会が増え,その中に占める成人型糖尿病患者の症例が増加し,術前術後管理の向上にともない糖尿病患者における手術適応も拡大されてきた.以上のような背景から近年糖尿病を有する外科患者のTPN症例が増加してきている.本稿では糖尿病患者のTPN管理についてわれわれの教室の成績を中心にその実際について報告する.
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