Japanese
English
臨床報告
燕麦細胞癌の像を呈した早期食道癌の1例
Early esophageal cancer of oat cell carcinoma-like appearance;report of a case
桑野 博行
1
,
池田 正仁
1
,
夏田 康則
1
,
岡村 健
1
,
杉町 圭蔵
1
,
井口 潔
1
,
岩下 明徳
2
,
遠城寺 宗知
2
Hiroyuki KUWANO
1
1九州大学医学部第2外科
2九州大学医学部第2病理
pp.1651-1654
発行日 1981年10月20日
Published Date 1981/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207823
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はじめに
早期食道癌は食道癌取扱い規約1)で,「癌浸潤が粘膜下層までにとどまり,リンパ節転移のないもの」と定義されている.この定義に従い鍋谷ら2)は1977年7月までの101例を集計し,このうち7例に癌再発死を認めている.最近われわれは燕麦細胞癌の像を呈した食道の早期未分化型癌で,術後9ヵ月の早期に局所再発をきたした1例を経験したので報告し,臨床的並びに病理学的に若干の検討を加える.
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