外科医のための臨床MEの知識・6
観血式血圧モニタの実際とその問題点
小野 哲章
1
1三井記念病院MEサービス部
pp.1615-1619
発行日 1981年10月20日
Published Date 1981/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207817
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直接法と間接法
血圧の測定には二つの方法がある.マンシェットと聴診器および水銀柱によるものと,血管内に,生理食塩水で満たしたカテーテルを挿入し,血圧を体外に導き,血圧トランスデューサで測定するものの二つである.前者は間接法もしくは非観血式と呼ばれ,後者は直接法もしくは観血式と呼ばれる.
間接法は,道具も手技も簡単であるが,静脈圧は測定できず,ショック状態の異常低血圧時にも測定できなくなる.
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