Japanese
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特集 RI診断の進歩
序論—RIで何ができるか
Application of nuclear medicine in surgery
久田 欣一
1
Kinichi HISADA
1
1金沢大学医学部核医学教室
pp.23-29
発行日 1981年1月20日
Published Date 1981/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207584
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はじめに
RIを用いて行なう診断学とくにin vivo核医学診断学の特徴は,少ない人手で,前処置,準備も余り必要とせず直ちに検査に着手でき,non—invasiveで患者の苦痛や副作用がなく,その割に比較的詳細な情報を得,正確な診断に達することができる点にある.最近X線CTや超音波にお株をうばわれた領域もあるとは言え,依然として広範な外科的疾患にその適応がある.RIの専門家は外科医の抱く問題点,ニードが奈辺にあるか知らないことがある.外科医は現代の核医学で何が出来るかを十分に御存知ないかも知れない.
外科臨床上必要な問題の中,RIを用いると何が解決できるか,核医学の現状を紹介したい.
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