Japanese
English
臨床研究
非観血的胆道遺残結石除去法に関する1考察
An improved approach referred in non-surgical removal of retained common duct stone
宇山 幸久
1
,
浜口 正伸
1
,
西山 文夫
1
,
井上 光郎
1
,
角田 悦男
1
,
北村 宗夫
1
,
藤原 晴夫
1
,
森 一水
1
,
中井 義弘
1
,
原田 邦彦
1
,
三木 啓二
2
Yukihisa UYAMA
1
1徳島大学医学部第2外科
2国立療養所東徳島病院
pp.913-917
発行日 1980年6月20日
Published Date 1980/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207461
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はじめに
今日,経皮的胆管造影法あるいは内視鏡的逆行性膵胆管造影法の進歩により術前に胆管結石の存在部位や個数の判明することが多く,外科医は結石の存否に関しては不安なく手術の遂行が出来る場合が多くなつた.それにもかかわらず,なお遺残結石は術後の5%前後に存在すると言われ1-3),胆道外科における問題点の1つである.
術後T-tubeからの胆管造影により,結石遺残が判明した場合,本疾患が良性疾患であるための再手術の困難性があり,最も憂慮すべき術後合併症の1つである.このため,非観血的に結石除去を試みようとする種々の方法がみられる.
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