Japanese
English
臨床報告
十二指腸脂肪腫の1例
A case of lipoma of the duodenum
友田 信之
1
,
中島 一博
1
,
中村 徹
1
,
松永 章
1
,
小西 昌三
1
,
富田 直昭
2
,
神谷 雄二
2
,
中村 康寛
3
,
中山 和道
4
Nobuyuki TOMODA
1
1佐世保共済病院外科
2佐世保共済病院放射線科
3久留米大学医学部第2病理
4久留米大学医学部第2外科
pp.1625-1628
発行日 1979年10月20日
Published Date 1979/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207309
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はじめに
十二指腸良性腫瘍は比較的まれな疾患とされているが,近年,X線的には低緊張性十二指腸造影,内視鏡的には十二指腸ファイバースコープの普及により,症例報告も増加の傾向がうかがえる.
しかし,病理組織型では,いわゆるBrunner腺腺腫の占める割合が多く,次いで腺腫,平滑筋腫,カルチノイドなどであり,脂肪腫の報告例はきわめて少なく,本邦では自験例も含めて7例にすぎない1-6).
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