カラーグラフ 消化器内視鏡シリーズ・41
潰瘍性大腸炎
西沢 護
1
1東京都がん検診センター
pp.1642-1643
発行日 1978年12月20日
Published Date 1978/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207066
- 有料閲覧
- 文献概要
潰瘍性大腸炎の内視鏡診断では,診断の決め手になるような特異的な像があるわけではない.局所だけをみていたのでは,直腸炎との鑑別もつかないし,びまん性の腸結核や炎症性ポリープをあらわす潰瘍性病変との鋸、別もむずかしいことがある.
最も重要なことは,粘血便,下痢,腹痛を主体とする訴えで,細菌性赤痢と鑑別さえつけば,それだけである程度想像がつくし,形態学的検査では何よりもX線が大切である.
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.