Japanese
English
臨床報告
Fecal impactionに起因したObstructive colitisの1例
A case of obstructive colitis;secondary to fecal impaction
金児 千秋
1
,
冨田 隆
1
,
日高 直昭
1
,
北村 紘彦
1
,
鈴木 聰
1
Chiaki KANEKO
1
1国立津病院外科
pp.445-448
発行日 1978年3月20日
Published Date 1978/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206923
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はじめに
大腸の閉塞部の口側に生ずる非特異性潰瘍ないし壊死の存在が最近注目され,obstructive colitisないしnecrotizing colitisと呼ばれている.これは大腸癌による狭窄ないし部分的閉塞がある場合に多いが,これとは別に便栓塞やヒルシュスプルング病など非癌性疾患による通過障害によつても,その口側の腸管にこのようなcohtisが発生することがある.
私たちはバリウムイレウスによるS状結腸のfecalimpactionによって発生した上行結腸のmassive gan—grenの1例を経験したので報告する.
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