Japanese
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特集 進行胃癌の化学療法
進行胃癌に対する化学療法の実際—切除不能例に対する動注化学療法;照射併用療法も含めて
Treatment of unresectable stomach cancer with intra-aortic infusion of 5-FU and Mitomycin, used alone and in combination with irradiation
三浦 健
1
,
石田 正統
2
,
和田 達雄
1
,
木暮 喬
3
,
片山 憲恃
1
,
宮原 透
1
,
橋本 大定
1
,
灰田 公彦
4
,
灰田 茂生
4
Tsuyoshi MIURA
1
1東京大学医学部第2外科
2三井記念病院外科
3東京大学分院放射線科
4半蔵門病院外科
pp.1151-1165
発行日 1976年9月20日
Published Date 1976/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206582
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はじめに
切除不能の進行癌に対して,抗癌剤を全身性に投与すると,白血球減少,血小板減少,貧血,脱毛,下痢などの副作用が強く,十分な治療効果の得られぬうちに治療を中止せざるを得ないことが多い.
抗癌剤の特殊な投与法の試みとして局所動脈内注入療法があり,主として頭頸部腫瘍や四肢の腫瘍,肝腫瘍などを対象に各地で試みられて来た.著者らも10年前より主として肝腫瘍を対象に肝動脈内注入化学療法5,23,25,27,30,31)を試み,認むべき効果をあげて来たが,最近ではわれわれの最もしばしば遭遇する切除不能の胃癌4,21,22,28),結腸・直腸癌7,19,24,29)に対しても局所動注による化学療法を試みている.
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