Japanese
English
臨床報告
外傷を機に発症したBochdalekヘルニアの1例
A case of Bochdalek hernia happened by trauma
小島 誠一
1
,
菅野 久義
1
,
太田 潤
1
,
芳賀 隆
1
Seiichi KOJIMA
1
1国立仙台病院外科
pp.819-821
発行日 1976年6月20日
Published Date 1976/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206537
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はじめに
近年小児外科学の進歩に伴つて,先天性横隔膜ヘルニアは緊急手術の対象として重要な疾患の1つとなつてきた.なかでも胸腹裂孔ヘルニア(pleuroperitoneal her-nia)はBochdalekヘルニアとも呼ばれ,他の先天性横隔膜ヘルニアに比して発生頻度が高いため,外傷性横隔膜ヘルニアと共に一般外科医にとつても重要な疾患の1つとなつている.
最近当科において,外傷を機に発症した先天性胸腹裂孔ヘルニアの1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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