Japanese
English
臨床報告
術後回復期に発症した急性胆のう炎の2症例
Acute cholecystitis in the postoperative period
大本 武千代
1
,
田中 聡
1
,
木村 穂積
1
,
目黒 文朗
1
,
中嶋 健博
1
,
戸田 完治
1
,
唐土 善郎
1
,
水取 悦生
1
Takechiyo OHMOTO
1
1岡山大学医学部第2外科
pp.743-747
発行日 1975年6月20日
Published Date 1975/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206267
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はじめに
肝,胆道以外の臓器あるいは部位の手術後回復期に急性腹症の病像を呈し,開腹または剖検によつて急性胆のう炎と診断される症例があることが知られている.
本症の発生はまれなものであるが,われわれが通常経験する急性胆のう炎と異り,高齢者に比較的多く発生し,壊死性変化や穿孔をきたしやすい点などが注目されている.
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