Japanese
English
特集 閉塞性黄疸
閉塞性黄疸を伴う胆道癌の治療
The treatment of the biliary cancer with obstructive jaundice
中山 和道
1
,
松永 章
1
,
小林 重矩
1
Toshimichi NAKAYAMA
1
1久留米大学医学部第2外科
pp.311-317
発行日 1975年3月20日
Published Date 1975/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206205
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はじめに
経皮的経肝性胆道造影法,内視鏡的胆膵管造影法の普及により,悪性肝外閉塞性黄疸の診断もかなり向上してきたが,黄疸の出現をみ,診断が確定した時点ではすでに末期的症例がほとんどで根治切除可能な症例はごくまれであり,胆道癌症例の大部分は高度の閉塞性黄疸を伴うため姑息的手術においても諸合併症多く直接成績も他の消化器にくらべて極めて悪い.今回は閉塞性黄疸を伴う胆道癌症例について教室における胆道癌の根治的,姑息的治療方法,治療成績の向上策についてのべてみる.
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