消化器外科領域におけるoncologic emergency
胆道癌・膵癌 胆道癌・膵癌による閉塞性黄疸
平田 公一
1
,
水口 徹
,
木村 康利
,
永山 稔
,
目黒 誠
,
川本 雅樹
,
今村 将史
,
沖田 憲司
,
西舘 敏彦
,
成田 茜
,
秋月 恵美
,
信岡 隆幸
1札幌医科大学 外科腫瘍学・消化器外科学
キーワード:
Indocyanine Green
,
膵臓腫瘍
,
胆管炎
,
胆道腫瘍
,
黄疸-閉塞性
,
経皮経肝胆道ドレナージ
,
内視鏡的胆道ドレナージ
,
腹部CT
Keyword:
Cholangitis
,
Biliary Tract Neoplasms
,
Indocyanine Green
,
Pancreatic Neoplasms
,
Jaundice, Obstructive
pp.733-740
発行日 2009年7月1日
Published Date 2009/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009246574
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膵頭部癌、胆管癌では閉塞性黄疸をしばしば伴い、初診のきっかけとなる代表的な徴候である。原因となる癌の治療に対するあらかじめの減黄の必要性については多くの論議が重ねられている。閉塞性黄疸時の臓器あるいは組織相関の存在が注目されてきており、各種組織内でのトランスポータの分布に大きな消長を生じていることなどは明白な事実となっている。したがって、侵襲の少ない減黄法の発達・普及をみた今日、潜在する胆管炎の術前制御も含めて、侵襲の大きな手術に対してほど減黄処置を導入していただきたい。
©Nankodo Co., Ltd., 2009