Japanese
English
特集 痔核と痔瘻の外科
痔核とCryosurgery
Cryosurgical hemorrhoidectomy
西谷 亮一郎
1
,
上田 哲郎
1
,
鎌田 重康
1
,
蔵本 新太郎
2
,
柳田 謙蔵
2
,
永井 清博
2
,
浦田 隆弘
2
,
淵之上 弘道
2
Ryoichiro NISHITANI
1
1健康保険総合川崎中央病院外科
2東邦大学第1外科
pp.901-906
発行日 1974年7月20日
Published Date 1974/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206077
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
生体組織を冷却して,疾病の治療を行なう方法は古くより試みられていたが,各科領域でCryo-surgeryが行なわれるようになつたのはごく最近のことであり,1961年Cooper1)が液体窒素を使用した装置を開発して以来注目され,その適応範囲も拡大されてきている.Cryosurgical hemorr-hoidectomy (痔核凍結法)の報告は1969年Le-wis2)が50例の痔核凍結を行なつたのが最初であり,著者3,4)らも1970年より現在まで,約570例の痔核患者に,Cryotherapyを行ない,6ヵ月以上経過した約300症例について,アンケート方式によるfollow-up studyを行なつた.今回はCryosurgical hemorrhoidectomyについて述べる.
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.