Japanese
English
特集 凍結外科—Cryosurgery
痔核に対するCryosurgeryの応用
Cryosurgical hemorrhoidectomy
蔵本 新太郎
1
,
藪田 宗彦
1
,
淵上 弘道
1
,
浦田 隆弘
1
,
永井 清博
1
,
西谷 亮一郎
1
,
柳田 謙藏
1
,
亀谷 寿彦
1
Shintaro KURAMOTO
1
1東邦大学医学部第1外科
pp.1232-1236
発行日 1975年10月20日
Published Date 1975/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206347
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I.近代的医療手段の1つとして凍結外科
Cryosurgeryが登場してきたのは1960年Coo-perが凍結装置を開発して以来といつてよい.
われわれは1968年頃より研究を始めて今回に至っている.凍結療法には,凍結に対する組織の感受性如何によつてその治療効果が大いに左右される.私どもは消化器および実質性臓器に対する実験等を重ねてきたが,海綿状血管腫は凍結療法の好適用例であることを知つた.同時に凍結療法のもつ特長の1つである再生肉芽が伸展性に富み,柔く,術後変形および機能障害等が少なく,かつ筋層に対しては凍結しにくいこと(凍結に対して筋肉は抵抗性が強い)を考えあわせ,内痔核に適応できるのではないかと考えた.
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