Japanese
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特集 外科と栄養—高カロリー輸液の問題点
侵襲下の高カロリー輸液
Intravenous hyperalimentation in stress states
小野寺 時夫
1
Tokio ONODERA
1
1東北大学医学部第2外科
pp.1675-1681
発行日 1973年12月20日
Published Date 1973/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205935
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はじめに
臨床的に高カロリー投与が生死の鍵となるような場合は,重症感染,手術侵襲,広範熱傷,多発外傷など生体に対するなんらかの侵襲が加わり,栄養代謝も高度に失調していることが多い.このような患者に対して高カロリー投与した場合の代謝動態を検討し,いかにして高カロリー利用を高めるかが重要な課題である.このような観点から本項では,侵襲下の代謝の特性を概説し,手術および他の侵襲下に高カロリー輸液を施行した症例について述べ,侵襲下の高カロリー輸液の問題点,施行上の注意点などについてふれる.
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