Japanese
English
臨床報告
きわめてまれな先天性総胆管奇形の1例
Congenital anormaly of the common bile duct:A case report
亀山 仁一
1
,
内海 範夫
1
Jin-ichi KAMEYAMA
1
1石巻赤十字病院外科
pp.1343-1347
発行日 1973年9月20日
Published Date 1973/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205894
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はじめに
胆道系は教科書的,典型的な走行,形態を呈さない場合が非常に多いので,胆道系の手術に際しては十分注意する必要がある.
最近著者らも,62歳の男性で背部への放散痛を伴う右季肋部痛,発熱,黄疽,悪寒戦慄,間歇的な右季肋部腫瘤のある患者の手術を行なつたところ,きわめてまれと思われる先天性総胆管奇形の1例に遭遇したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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