Japanese
English
特集 急性腹膜炎
胃・十二指腸穿孔治療上の要点
誘導の諸問題
Gastroduodenal perforation, especially on the drainege
斉藤 淏
1
,
井出 裕雄
1
,
鈴木 和徳
2
Kiyoshi SAITO
1
,
Yasuo IDE
1
1私学共済下谷病院
2菊地病院外科
pp.1049-1056
発行日 1973年8月20日
Published Date 1973/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205855
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はじめに
とくにこの場合の急性腹膜炎における誘導法(drainage)について書くようにと,難問題が筆者に投げられた.しかし関連したことは最近の本誌(「臨床外科」28巻4号)に,また今春の第73回日本外科学会の学術集会においても十分に論じられているのである.胃・十二指腸潰瘍の穿孔性腹膜炎が主な対象となるのであろうが,これが治療としては,今日の日本では胃切除+無誘導法(以下Dと略記,誘導物にも流用する)が多くに支持されている.
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