Japanese
English
論説
胆石症および胆嚢炎の検討—とくに胆道造影所見ならびに手術死亡例の考察
Studies on cholelithiasis and cholecystitis
井出 裕雄
1,2
,
橋谷田 一郎
1,2
,
中西 治
1,2
,
飯田 安彦
1,2
,
工藤 春雄
1,2
,
大川 共一
3
Yasuo IDE
1,2
1私学共済組合下谷病院外科
2日本医科大学第1外科
3北村山公立病院外科
pp.697-705
発行日 1970年5月20日
Published Date 1970/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205109
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はじめに
胆石症,胆嚢炎の外科的療法は今日ほぼ完成されたごとくであるが,今日といえども肝内結石症をはじめ必ずしもその治療は容易でなく,時に極めて治療に難渋し不幸死の転帰をとる症例に遭遇する場合も存する.私共は胆道疾患に際してはでき得る限り経皮胆道造影や術中,術後の胆道造影等を行なつて胆道の病態の把握につとめることに心掛けているが,今回は自験例をもととし胆道造影所見より伺かがつた治療の困難性の一端と,あわせて死亡症例を中心として検討した成績について述べる.
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