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特集 上腹部痛—誤りやすい疾患の診療
上腹部痛を主訴とする急性腹症—特発性食道破裂,腸間膜血管閉塞症,腹部大動脈瘤破裂,解離性大動脈瘤
Diagnosis of spontaneous rupture of the esophagus, mesenteric vascular occulusion, ruptured abdominal aneurysm and dissecting aneurysm
梅園 明
1,2
,
竹内 成之
3
Akira UMEZONO
1,2
1済生会宇都宮病院外科
2慶応義塾大学外科
3慶応義塾大学心臓血管外科
pp.1461-1466
発行日 1971年9月20日
Published Date 1971/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205442
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はじめに
特発性食道破裂,腸間膜血管閉塞症,腹部大動脈瘤破裂,解離性大動脈瘤などはいずれも比較的まれな疾患であり,このためにとかく急性腹症を診断する場合にこれらの存在性が念頭より去り,診断を誤り,適切な治療を失することが少なくない.
これらの疾患の知識と存在性を認識していることにより正しい診断を下すことが可能であると思われる.
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