Japanese
English
特集 Silent Disease
腸のSilent Disease
Silent disease of the canal
岩塚 迪雄
1
Michio IWATUKA
1
1東京女子医大消化器病センター
pp.1845-1852
発行日 1970年12月20日
Published Date 1970/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205269
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はじめに
最近,レ線診断技術の向上および十二指腸ファイバースコープ,大腸ファイバースコープ等の内視鏡の進歩に伴い,消化管疾患の診断は著しい向上を示している.
しかし,まだ下部消化管の診断は,小腸は勿論,大腸を含めて,上部消化管に比し,非常に遅れているのが現状である.その理由としては,下部消化管の頻度が上部消化管のそれに比して少ないこと,解剖学的制約のあること,検査が前準備を含めて繁雑になりやすいこと等があげられる.
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