外国文献
hyperviscosity症候群,他
pp.1721
発行日 1970年11月20日
Published Date 1970/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205250
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Fahey(JAMA 192:464, 1965)が唱え出したことは周知だが,Wells(New Engl. J. Med. 283:183, 1970)はserum hyperviscosity syndrome,polycytemic hyperviscosity syndrome,sclerocytemic hyperviscosity syndromeとをわけている.外科ではさしあたりserum hyperviscosityが問題になろう.いうまでもなく血球と血漿蛋白との相互関係にもとづく.血球は数と形,血漿蛋白ではdensity,charge,size,shape(分子の)が原因になる.そこから,ひとつはformation offluid structure,もひとつは細胞膠着という2現象があらわれる.蛋白がanisometric,高密度,荷電が中性か(+)になると,以上2現象は進行する.たとえば高分子のfibrinogenが病的に高くなると細胞膠着が進行する.macroglobulin(anisometric)がふえるとwaldenström病の所見症状があらわれる.
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