Laboratory Practice 生理 超音波像の読みかた
胆嚢 胆石,胆嚢炎,ポリープ
杉浦 信之
1
,
高梨 秀樹
2
1国立千葉病院内科
2国立千葉病院消化器科
pp.259-263
発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100596
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超音波検査は胆道系疾患においてスクリーニングから精密検査までその威力を発揮しており,カラードプラ法(color Doppler method),超音波内視鏡,細径超音波,超音波造影剤などといった超音波検査を応用した検査手技の発達とあいまって,存在診断から確定診断まで欠くことのできない検査法である.最近はtissue harmonic imaging(THI)により方位分解能が向上し,多重エコーやサイドローブなどが抑えられた画像が得られている.特に,体表に近い胆嚢底部の描出などには非常に有用である1).
本稿においては胆嚢疾患の超音波像を解説し他の画像との比較について述べる.
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