Japanese
English
論説
直腸癌の統計的観察
Statistical observation of carcinoma of the rectum
西島 早見
1
,
榊原 幸雄
1
,
橋本 常世
1
,
仁井 弘
1
,
西井 博
1
,
日下 和昌
1
,
中田 昭榿
1
,
原田 隆浩
1
,
渡辺 英生
1
,
小川 靖
1
Hayami NISHIJIMA
1
1徳島大学医学部第一外科学教室
pp.1265-1270
発行日 1969年9月20日
Published Date 1969/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204939
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まえがき
直腸癌は消化器系に発生する癌腫のうちでは,胃癌についで発生頻度が高く,外科的に重要な疾患の一つである.瀬木1)らの統計的調査によれば本症は近年,諸外国にくらべ増加の傾向があるとされている.
直腸癌は,皮膚,乳腺,口腔などの癌のごとき表在性のものについで早期発見が比較的容易であるといわれ,また病理学的,解剖学的特長に基づいて,その予術成績も他の臓器の癌にくらべ良好であるとされている.
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