Japanese
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特集 膵・胆・肝の外科
肝外閉塞性黄疸をきたしたHodgkin病の1例
A case report of extrahepatic obstructive jaundice due to Hodgkin's disease
堀内 弘
1
,
石飛 幸三
1
,
玉置 憲一
2
Hiroshi HORIUCHI
1
1慶応義塾大学医学部外科学教室
2慶応義塾大学医学部病理学教室
pp.1229-1232
発行日 1968年7月20日
Published Date 1968/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204661
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はじめに
Hodgkin病の経過中に黄疸をきたす場合は必ずしもまれではない.その多くは肝内病変の進展に伴うもので,肝外胆管の閉塞に由来するものはきわめて少なく,わが国ではほとんどその報告をみない.
著者らは最近,高度の黄疸と肝腫脹を主症状とし,経皮経肝胆道造影によつて総肝管の腫瘍性閉塞を認め,剖検により肉腫型Hodgkin病が肝外胆管を浸潤閉塞していたことを確めえた症例を経験したのでここに報告する.
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