Japanese
English
論説
肝外肝管閉塞による黄疸に対する一対策
Surgical treatment of jaundice caused by hepatic duct bile obstruction.
奥山 実
1
,
元木 良一
1
,
半沢 幸一
1
,
星野 俊一
1
,
小関 雅之
1
Minoru OKUYAMA
1
1福島県立医科大学第1外科教室
1Department of Surgery, Fukushima Medical College
pp.1314-1318
発行日 1964年10月20日
Published Date 1964/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203439
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
肝外胆道の閉塞による黄疸に対する外科的治療は日常行なわれているが,肝外肝管は短くしかも肝門部に接しているため手術操作が困難である.したがつて癌浸潤または炎症による肝外肝管の狭窄または閉塞に対する胆道再建はほとんど不可能と称しても過言ではなく,かかる肝外肝管の閉塞に対しては多くは肝腸吻合術が行なわれている.
肝腸吻合術の長所,短所については諸家の報告をみるが,短所として出血,感染等の報告もみられ,また効果の不確実もあげられている.
Copyright © 1964, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.