手術手技
胃瘻のつくり方
川俣 建二
1
Kenji KAWAMATA
1
1順天堂大学外科
pp.1092-1097
発行日 1968年6月20日
Published Date 1968/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204641
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はじめに
胃に瘻孔をつくる目的は,主として栄養物を直接胃に補給するためである.すなわち胃・噴門部より上部の消化管に通過障害があると,口から食事を餌ることができなくなるので,胃瘻をつくつて,そこから栄養物を入れようとするものである.
臨床的にはじめて胃瘻をつくつたのはSédellot(1839)であるといわれるが,これが普通に行なわれるようになつたのはWitzel(1891)の報告以来である.
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